婚姻関係が破綻しているかどうかの話

婚姻関係が破綻しているかどうかの話

「婚姻関係の破綻」という言葉を聞いたことはありますか?

これは浮気・不倫問題に直面している人にとって、場合によっては関係してくる話です。

婚姻関係の破綻とは

まず、婚姻関係とは「結婚」していることのことです。

結婚していれば一つ屋根の下で夫婦生活を送っているのが通常ですね。

旦那さんは仕事に行って、奥さんは家事をして子供の面倒を見て、一日が過ぎていきます。

奥さんは働いてきた旦那さんを、旦那さんは家庭を支えてくれている奥さんを、お互いのことを思いやりつつ、子供の成長を見守り、生活をしていく、などというのが一般的に思い浮かべる結婚のありようです。

婚姻関係の破綻とは、これらが崩壊してしまっている状態のことを言います。

どのように崩壊したかの例を示すと、

CASE1

・旦那さんがある日から家を出て行ったきり奥さんのもとには帰ってこない

・原因は旦那さんが他に愛人を作ったこと

・子供は奥さんが一人で育てることになり、奥さんは働き始めた

ひどい旦那さんですが、ここまではわりとよくある話ではないでしょうかね。

子供とともに残された奥さんがかわいそうです。

CASE1その後

・そのうち子供は成長し、独り立ちした

・奥さんは旦那さんに愛想を尽かしていたので連絡は取らなかった

・旦那さんも奥さんに連絡しなかった

・その状態が長年続いており、離婚はしていないがもはやお互いを一切必要としておらず、ともに生活する気もない

現在はお互い夫婦としてやり直す意思などなく、子供の養育など夫婦として果たさなければならない事情もなくなっている。

今後一切関わりあうことのない赤の他人のようなもので、最終的には婚姻関係が「ただの書類上の関係に過ぎず中身がない」ことになっています。

これが婚姻関係破綻の一つの例です。

破綻とまでは言えない例

上記のケースで破綻に至るまでに何らかの変化があった場合は異なるケースが発生するでしょう。

例えば、旦那さんが愛人を作って家を出て行っても、奥さんが今後も旦那さんとともに暮らすことを望んでいる場合です。

旦那の稼ぎが必要。

浮気は許さない。

子供の養育費はきっちり払ってもらうからね!

などの本心は別としても、奥さんが結婚生活を継続する意思を示し続けている場合はすぐに婚姻関係破綻となることはないでしょう。

たとえ旦那さんが奥さんとの結婚生活を続ける意思がなくても、一方的に破綻させることなどはできません。

そもそも婚姻関係破綻は一方の意思で破綻させるものなどではなく「客観的に判断されるもの」だからです。

婚姻関係破綻に関する勘違いの例

浮気や不倫している人の中には、心のどこかで「悪事をしている」という気持ちがある人が多いのではないでしょうか。

これは旦那さん・奥さん・恋人など「相手に対して悪い、申し訳ない」という罪悪感とは異なります。

「自分の罪が裁かれる」類の悪事をしているという、いわば自分を心配する気持ちです。

なので、自分の不倫がバレたらどうなるか、今後の人生にどのようなリスクがあるかなどをネットで調べたり、誰かに聞いたりする人たちがいます。

その中でありがちな一つの例は「婚姻関係破綻を悪用して不貞行為を逃れようとする」ことです。

通常の不倫は不貞行為という違法行為ですが、婚姻関係破綻状態での不倫はもはや不貞行為ではないという判例があります。

つまり破綻状態にすれば自分の罪が逃れられると考えるわけですね。

それでどうするかというと、具体的には「別居する」という行動に出ます。

しかし、別居すれば即、破綻!となるわけもありません。

別居状態は婚姻関係破綻と同義ではなく、破綻が判断される際の一要素に過ぎないからです。

こういう短絡的な考えをする人ほど、別居してすぐに不倫相手と同居していたりします。

ここで不倫の証拠をおさえてしまえば「すでに婚姻関係は破綻している!」などと主張する相手を黙らせてやることができるでしょう。

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